ジェームズ・ボンドとシャンパーニュ

「My name is Bond, James Bond」

この名乗り方が超絶カッコいい、183cm、76キロの世界で最も有名なスパイといえば、そう007。

第25作となる最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』が来春公開されます。(一年待ち)

稀代の色男ジェームズ・ボンド。そのスタイリッシュな身のこなしにも憧れますが、スクリーンに彩りを添えているのがボンドガールと言われる“美女”と“名車” “美食” そして、“お酒”。

007のシャンパーニュといえば、ボランジェを思い浮かべる方が多いと思います。2019年にはオフィシャル・シャンパーニュとなって40年を記念して、最新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』に合わせてボランジェ 007リミテッド・エディション ミレジメ2011も登場しました。

記念すべき第1作『007/ドクター・ノオ(007は殺しの番号)』(’62)では、ドン・ペリニヨンが登場します。初代ボンドは、名優ショーン・コネリー。出されたドン・ペリニヨン1955年を一口飲んで、ボンドは「53年の方が良かった」とサラリと言います。

ファンが最も多い第2作『007/ロシアより愛をこめて』(’63)では、テタンジェのコント・ド・シャンパーニュ ブラン・ド・ブランが。グラスのボウル部分を持つ、コネリーの指の美しさも必見です笑。続いて第3作『007/ゴールドフィンガー』(’64)から第6作『女王陛下の007』(’69)まで、再びドン・ペリニヨンが登場。

ボランジェが初登場するのは、ボンドがロジャー・ムーアに代わった第8作『007/死ぬのは奴らだ』(’73)から。ポール・マッカートニーが制作したテーマ曲の力強さとも相まって、男性的なシャンパーニュと言われるボランジェが定着していったのではないかと勝手に想像しています。

第10作『007/私を愛したスパイ』ではドン・ペリニヨンが再登場。「ドン好きに悪人はいない」と言い放ちます。

因みにボンドのお酒といえば「ボンド・マティーニ」と呼ばれるマティーニも登場します。通常マティーニは、ジンで作られますが、ボンドのマティーニはウォッカ。しかも混ぜる(ステア)ではなく、シェイクします。007好きの友人と飲むと「ウォッカのマティーニを。ステアせずに、シェイクで。しびれるほど冷やして」というセリフを言っては盛り上がります。(因みにの因みに「キングスマン」の中でもマティーニに関してボンドへのオマージュのセリフがありますよ)

初代ボンドを7作品に渡って演じたショーン・コネリー。10/31コネリーの訃報が伝えられました。彼の出世作でもある007で、コネリーが演じたジェームズ・ボンドの輝きは続投した俳優たちに大きな影響を与えてきました。世代や好みの作品によってボンドの俳優イメージが異なるのも面白さの一つですが、私はコネリーが作り上げた優しくて親しみのあるボンドが一番好きです。

 

CAMOS TOKYOでは、シャンパーニュやスパークリングの会も企画しています。気になるイベントはぜひチェックして参加してみてくださいね。

 

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