世界的ワイン評論家のロバート・パーカーはペスケラをスペインのペトリュスと呼び賞賛しました。
あまりワインに詳しくない人には、まずはペトリュスて何?てことだと思いますが、フランスボルドーを代表するワインです。
もっとも美味しいボルドーワインはというとそれは人それぞれで正解はないと思いますが、日本でもっとも有名なボルドーワインと言えば、おそらくシャトー・マルゴーだと思います。そして一番答えがはっきりしているのが、もっとも値段が高いボルドーワインは?というと間違いなくペトリュスです。ワイン通販サイトのエノテカで見るとシャトーマルゴーが78,000円〜のところ、ペトリュスは290,000円〜と桁が一つ違います。
しかもこのペトリュスがすごいのはシャトーマルゴーなどボルドーのメドック地区のワインと違って伝統的な格付けないところです。メドック地区では1855年に格付けがされてそれが現在も生き続けていますが、ペトリュスのあるポムロール地区は当時それほどワイン産地として高く評価されておらず、格付けがなされていませんでした。そんな中、ペトリュスは努力と実力で現在の高い評価を得てきたと言えます。
あれ、ペスケラのことを書こうと思ったのにだいぶ話がずれました。。。
ペスケラはそんな偉大なペトリュスにたとえられています。ワインの味に関してはさすがにペトリュスは飲んだことがないので、なんとも言えませんがちょっと言い過ぎなのでは、、?と思いますが、そのストーリーはなんとなく近しいものを感じます。
ペスケラはアレハンドロ・フェルナンデスという青年(当時。今や写真のおじいちゃんですが)がそれまで高品質なワイン産地としては捉えらていなかったリベラ・デル・ドゥエロにワイナリーを開いたことから生まれました。
彼は14歳で学校をやめ、大工など様々な仕事をした後、世界クラスのワインを作りたいという夢をどうして諦めきれずに1972年に借金をしてワイナリーを作ったそうです。そして世界中のワインが赤ワインと言えばカベルネ・ソーヴィニョン、白だとシャルドネと人気品種に偏っていく中、評価に媚びず自分の信念に沿って土着品種のテンプラニーリョの可能性を信じ続けてワインづくりを行いました。そしてほぼ無名の地だったリベラ・デル・ドゥエロ、そして彼のテンプラニーリョ100%の赤ワインペスケラは今や世界的に有名になり、成功をおさめています。
ペスケラは私も飲んだことがあり、とても印象に残る美味しいワインです。ただのワイン好きなので、味わいを語ることは控えておきます(笑)。
そんなペスケラ他、スペインワインを取り揃えた独身ワイン会を2月12日(祝・月)に開催しますので、気になった独身の方はぜひご参加ください。
(既婚の方、申し訳ございません。そのうちペスケラを入れた会、開催します)