イタリアワインの基礎辞典|北部②

こんにちは。
CAMOSスタッフのNAOです。

前回に引き続き今回もイタリアワインのよく見かけるDOCG、DOCワインをご紹介します。
DOCG、DOCとは?という方は是非、こちらから宜しくお願いします。

イタリア地図

今回はピエモンテ州のスパークリングワインや白ワインからスタートです。

目次

②ピエモンテ州

ピエモンテ州と聞くと、ネッビオーロという黒ブドウ品種から造られる高級赤ワインを思う方が多いかと思いますが、スパークリングや白ワインもあります。
赤ワインと同じく、白ワインも1つのブドウ品種から造られるワインが多いです。

ワイン名Asti DOCG(アスティ)
品種モスカート・ビアンコ(白ブドウ)
その他例外もありますが、甘みがありアルコール控えめ、お昼から気軽に飲めちゃうスパークリングワインです。
 ワイン名Langhe DOC(ランゲ)
品種黒ブドウ、白ブドウ、様々なブドウ品種が使用可能
その他赤ワイン、白ワイン、スパークリングワイン、ロゼワインまであります。樹齢の若い樹から収穫されたブドウや熟成期間が短く、バローロと名乗れないワインも含まれます。親しみやすく気軽に楽しめるワインが多いです。

では、CAMOS会で登場したランゲDOCワインを2つご紹介します。

【ワイン名】
Terre e Borgh Langhe Nebbiolo(テッレ・エ・ボルギ ランゲ ネッビオーロ)

【品種】
ネッビオーロ(黒ブドウ)

【味わい】
しっかりとした酸味とシルキーなタンニンが魅力。フレンドリーな赤ワイン。

【ワイン名】
Scrimaglio Langhe Arneis (スクリマリオ ランゲ アルネイス)

【品種】
アルネイス(白ブドウ)

【味わい】
果実の旨みたっぷり、ふくよかな白ワイン。

 ワイン名Roero DOCG(ロエーロ)
品種赤ワインはネッビオーロ主体、白ワインとスパークリングワインはアルネイス主体。
その他赤ワインはネッビオーロにアルネイスを少量混醸させる事で、ネッビオーロのタンニンを和らげて飲みやすいワインに仕上げます。
 ワイン名Gavi(ガヴィ)DOCG
品種コルテーゼ(白ブドウ)
その他コルテーゼのみで造られる白ワインとスパークリングワインです。しっかりとした酸、たっぷりのミネラルが特徴的で、私もこのワインが大好きです。是非、魚介類と合わせて楽しんで頂きたいです。

③リグーリア州

Cinque Terre

リグーリア州といえば世界遺産に登録されているチンクエ・テッレですよね。
なんとチンクエ・テッレでもワインが造られています。

 ワイン名Cinque Terre DOC(チンクエ・テッレ)
品種ボスコ(白ブドウ)、アルバローラ(白ブドウ)、ヴェルメンティーノ(白ブドウ)
その他塩味が特徴的で魚介と相性抜群です。断崖絶壁の畑で育ったブドウのワインなんて興味深いですよね。

④ロンバルディア州

州都ミラノを中心に工業、商業、金融が発達したイタリアで最も豊かな州です。
そしてCAMOS会でも度々、登場する高級スパークリングワインの産地です。

 ワイン名Franciacorta DOCG(フランチャコルタ)
品種シャルドネ(白ブドウ)、ピノ・ネーロ(黒ブドウ)、ピノ・ビアンコ(白ブドウ)、エルバマット(白ブドウ)
その他シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られ、ノーマルでも18ヵ月の瓶内熟成が決められている高級スパークリングワインです。

では、CAMOS会で登場したフランチャコルタDOCGワインをご紹介します。


【ワイン名】
Ferghettina Franciacorta Brut(フェルゲッティーナ フランチャコルタ ブリュット)

【品種】
シャルドネ、ピノ・ネーロ

【味わい】
きめ細かい泡、酸味と果実味のバランスが素晴らしいスパークリングワイン。

⑤トレンティーノ・アルト・アディジェ州

アルプス山脈の麓、イタリアで最も北に位置する州で、アルト・アディジェ地方とトレンティーノ地方に分けられます。

アルト・アディジェ地方

イタリア最北のワイン産地で、白ワインが注目されています。

 ワイン名Alto Adige DOC(アルト・アディジェ)
品種黒ブドウ、白ブドウ、様々なブドウ品種が使用可能
その他ピノ・ビアンコ(ピノ・ブラン)という白ブドウから造られるフレッシュなワインが代表的ですが、リースリングなどのアロマティックな白ブドウからも香り高い白ワインが造られています。

トレンティーノ地方

アルト・アディジェ地方のすぐ南に位置するワイン産地です。
ここでは注目のスパークリングワインをご紹介します。

 ワイン名Trent DOC(トレント)
品種シャルドネ(白ブドウ)中心
その他シャンパーニュやフランチャコルタと同じ瓶内二次発酵で造られるスパークリングワインで、ミネラル感が特徴的です。

では、CAMOS会で登場したトレントDOCワインをご紹介します。


【ワイン名】
Rotari Brut Rose(ロータリ ブリュット ロゼ)

【品種】
ピノ・ノワール、シャルドネ

【味わい】
きめ細かい泡、フレッシュな酸が印象的。

まとめ

ピエモンテ州からリグーリア州、ロンバルディア州、トレンティーノ・アルト・アディジェ州の代表的なワインとCAMOS会のワインをまとめてみましたが、いかがでしたか?

世界遺産でワインが造られていたり、それぞれの州で個性があり、面白いですよね。
私はこの個性がイタリアの魅力だと思っています。

次回はロンバルディア州のワインからご紹介、又は長野のワイナリーを訪問予定ですので、訪問記を楽しんで頂くのも良いかな?と考えてます。

次回もお楽しみに!

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この記事を書いた人

CAMOS TOKYOスタッフのNAOです。
【JSA認定ワインエキスパート / WSET LEVEL3 / チーズプロフェッショナル】
ワインに興味はあるけど、難しそうだからちょっと…という方がワインの世界に飛び込むきっかけとなる記事 & ワイン会のお手伝いが出来ればと思ってます。

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