ワイナリー旅行記 | COCO FARM & WINERY

こんにちは。
CAMOSスタッフのNAOです。

先日、ずっと訪問したいと思っていた、栃木県にある「COCO FARM & WINERY(ココ・ファーム・ワイナリー)」に行ってきました。

ワイン造りはもちろん、ワイナリー設立のヒストリーなど、あまりワインに興味が無い方でも楽しめる素敵なワイナリーでした。

たっぷりと魅力をお伝えしますので、最後まで宜しくお願いします。

誰もが楽しめるワイナリー

ブドウやワインのお話しをする前に、アクセスやワイナリーで楽しめる事をご紹介します。

駅からワイナリーの入口までバスがある

駅の近くにあるワイナリーは少なく、車が無いと行きづらい事が多いのですが、ココ・ファーム・ワイナリーは足利市駅、又は足利駅からバスで行く事が出来ます。

バスの本数は多くありませんが、210円で「ココファーム入口」というバス停まで行き、そこから5分ぐらい歩くと、ワインショップ&カフェがあります。

バス停からの道中もブドウ畑を楽しむ事が出来るので、あっという間に着くと思います。

ワイナリーの地図

気軽にワイナリー見学が楽しめる

1日3回、予約無しで45分間のワイナリー見学が楽しめます。

参加費も500円とリーズナブルです。

私はワイナリー見学の始まる10分前にワインショップにて申し込みしました。

多種のワイン&ジュースの試飲が楽しめる

試飲はワインが20種以上、ノンアルコールも5種程のご用意があり、とても充実しています。

1500円で5種、1000円で2種、楽しむ事が出来ます。

またグラスを返却するとお店で使える500円チケットが貰えます。

ランチやお買い物が楽しめる

テラス席のあるレストランでは、ブドウ畑を見ながらランチが楽しめます。

こちらもボトルワイン、グラスワイン共に充実したラインナップです。

パスタランチ

またワインショップではワインはもちろん、ワイナリーに関わるグッズも販売されています。


とても充実したワイナリーになっていますので、是非、訪問してもらいたいです。

※もっと詳細を知りたい方は、こちらに記載がありますので、ご覧下さい。

ワイナリーのご紹介

ここからは、ココ・ファーム・ワイナリーの歴史やワイン造り、畑やワインについてご紹介します。

歴史

ココ・ファーム・ワイナリーを語るうえで、絶対に外せない事、それは急斜面の畑です。

この急斜面でブドウ栽培を行っています。

ブドウ畑

1958年、特殊学級の教員だった川田 昇氏は知的障害者の心身を鍛えたいと考え、この山を購入し、特殊学級の生徒と一緒に開墾します。

1969年、この山の麓に知的障害者更生施設「こころみ学園」を設立します。

園生はこの山で椎茸やブドウの栽培を行う事により、心身が強くなます。
しかし、言葉の障害などでなかなか社会に溶け込めない園生も多かったそうです。

この現状を何とかしようと、川田氏は園生が働く事が出来るワイナリーの設立を試みます。

ワイナリーを選んだ理由
  • 野菜は園生が雑草と見分ける事が難しいため、木になる果実にする

  • やり尽くせない程の仕事がある

  • 頑張ったご褒美で甘い果実が食べられる

  • 川田氏がお酒好き

しかし社会福祉施設は果実酒製造免許の取得が出来ないこと、川田氏は山と「こころみ学園」の設立でワイナリーを立ち上げる資金がありませんでした。

1980年、「こころみ学園」の考え方に賛同する保護者の出資により「ココ・ファーム・ワイナリー」が設立します。

ざっくりではありますが、以上がココ・ファーム・ワイナリーの歴史になります。

ワイン造りのこだわり

ココ・ファーム・ワイナリーでワイン造りを行っているのは知的障害者更生施設「こころみ学園」の園生です。

同情心だけでワインを買ってもらえるのは最初だけ、美味しいワインを造り、買い続けてもらう事が重要であると考え、ワイン造りもこだわっています

ワイン造りのこだわり

ブドウ本来の個性を活かすワイン造り

①アルコール発酵は野生酵母使用

アルコール発酵とは

ワインや日本酒、ビールなどお酒を造る際、原料(ワインならブドウ)に酵母を加えます。

これにより原料に含まれる糖分をアルコールに変えるのです。

この工程をアルコール発酵と呼びます。

その際、副産物として炭酸ガスも発生します。


選んだ酵母(培養酵母)を添加する事により、スムーズにアルコール発酵を行う事が出来るのすが、ココ・ファーム・ワイナリーはブドウに付いている野生酵母でアルコール発酵を行っています。

野生酵母はどんな酵母かわからないので、アルコール発酵が始まらなかったりと、リスクが多いのですが、ブドウの個性が活かせると考えられています。

アルコール発酵が始まらず「見守る」など、「見守る」作業が多く、これは園生を「見守る」にも似ているとおっしゃっていました。

②樽のニュアンスは控えめ

樽のニュアンスでブドウの個性が消えないように、10年程使われたフレンチオークを購入して使用しています。
また、ワインによって大樽と小樽を使い分けています。

今回のワイナリー見学では熟成庫を見せて頂きました。

小樽とステンレスの熟成庫
大樽の熟成庫

また、選果(傷んだブドウを取り除く作業)やスパークリングワインを造るための工程にある動瓶、ワインの瓶詰めなど、機械は使わず、園生の手作業でワイン造りは行われています。

畑のこだわり

畑にもちろんこだわりがあります。

除草剤は一切撒いていません。
そして、この高温多湿で雨も多い土地でも育てる事の出来るブドウを選んでるため、余計な消毒も不要です。

傘をかけたブドウ

今、畑ではブドウの傘かけを行っているそうです。

雨や強い日差し、害虫や鳥からブドウを守るため、園生が傘かけを行っています。

また、音を鳴らしてカラスなどを追い払うのも園生のお仕事です。

畑とワイン

最後に、この急斜面で収穫されたブドウから造られたワインをご紹介します。

ブドウ畑


①斜面の山頂

ワイン名第一楽章(赤ワイン)
品種マスカット・ベーリーA
テイスティングコメントマスカット・ベーリーAの特徴であるキャンディのような甘い香りの中に、スパイス系の香り。
フレッシュな果実味が主体ながらも、土のようなニュアンスも感じる、複雑味ある素晴らしいワイン。

※こちらのワインは今回、試飲の提供が無かったため、1年程前に飲んだ時のコメントになります。

②山頂から2番目の中段

ワイン名のぼ ブリュット(スパークリングワイン)
品種リースリング・リオン
テイスティングコメント柑橘系主体の爽やかな香り。
とても高い酸味ときめ細かい泡が心地よく、夏に飲みたくなるワイン。

③山頂から3番目の中段

ワイン名協奏曲 R(赤ワイン)
品種ノートン主体
テイスティングコメントカシスなどの黒系果実の香り。
しっかりとした酸味と出汁のような旨味が長く続く素敵なワイン。

④斜面の麓

ワイン名プティ・マンサン(白ワイン)
品種プティ・マンサン
テイスティングコメントトロピカルフルーツのような南国果実の香り。
まろやかな口当たり、パイナップルのような凝縮した果実味と高い酸のバランスが素晴らしいワイン。

まとめ

今回のワイナリー旅行記はいかがでしたか?

ココ・ファーム・ワイナリーの歴史から始まり、ブドウ栽培、ワインの醸造、最後にワインの味わいについてお話ししました。

まだまだお話ししたい事がたくさんありますが、終わらなくなってしまうので、後は、皆さんが現地でお楽しみ頂ければと思います。

冒頭でもお話ししましたが、ワイナリーの中でもアクセスが良く、誰もが楽しめるワイナリーになっています。

是非、訪問してみて下さい。

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